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2019年11月21日 (木)

FlightGearの機体開発#7:gearの作成とエクスポート

ミラーによって仮の右形状が完成しましたので続いて主脚と前脚のタイヤを作成
していきます。

円柱を作成して直径を側面図のタイヤ径に合わせます。その後正面図でタイヤ幅を
合わせます。この時タイヤ位置は図面と一致することになりますが、緩衝装置が
ある場合は伸びた状態に配置します。アプローチ時の写真を参考に配置します。
FA-200の場合は図面より150mm下方に伸ばした位置に配置します。


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タイヤの形状を作成するには円柱のエッジに対し面取りを繰り返して形を整えます。
案外タイヤは目立つ存在であり、幅が細かったりすると機体が貧弱に見えたりする
ので納得がいくまで形状調整します。とりあえずタイヤのみ作ります。

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回転するものついでに機首のスピナーも作りましょう。
球形を作成して半分を使います。スピナ外形に合わせて形状を整えます。
このスピナも機体外観に大きな影響を及ぼすパーツですから微調整を繰返して
仕上げます。作成時はX軸からずれないように注意します。

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ここまで完成すればフライトデータモデル(FDM)を作成するうえで必要な
座標点を3Dモデルから取得することができます。

・ACファイルのエクスポート
ここで3DモデルをACファイルでエクスポートします。
blender4.9bはファイル/エクスポート/AC3Dを選択します。
この時エクスポートされるのは選択されたオブジェクトのみですのでご注意。
"FA-200-160.ac"のファイル名で任意の場所に保存します。

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次回はフォルダ及びファイル構成の話をします。