T-7

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Fuji T-7

 
●実機紹介

T-7は航空自衛隊の初等練習機。T-3のレシプロエンジンをターボプロップへ換装。
操縦席も空調が強化され快適に。上反角の大きい主翼と大型化及び後退翼となった垂直尾翼に
より操縦安定性が高く訓練に適するものとなっています。
主に静浜基地、防府北基地に配備され第11・12飛行教育団にて使用されています。


モデル紹介

シミュレータと言えども練習機からステップアップしたいとの想いから、T-7を作成しました。
練習機なので詳細な情報が少なく、写真や映像を頼りに作成しています。脚の昇降は実機の絶妙な
動きを再現できました。キャノピーは前席のみ開閉可能。計器類は実機に極力近づけれよう作成
しました。ターボプロップはエンジンフィーリングに慣れが必要ですがジェット機へのステップアップには最適な機体です。各飛行隊のLiveryを用意し機体番号はImmatにより変更が可能。


Downloads

★ダウンロード方法★

下の利用規約に同意のうえ、アイコンをクリックしGitHubからZIPファイルをダウンロードしてください。
解凍したフォルダの名前"T-7-master"を"T-7"へ変更し、[FlightGear/data/Aircraft]フォルダへ
移動してください。

from GitHub

T-7_v2.8.zip(from GitHub)

履歴
v2.8:ALSライティング追加
v2.7:モデル形状修正。immat対応。
v2.6:タイヤスモーク追加。FDM修正。
v2.5:Select Livery機能追加。
v2.4:アイシング設定の修正
v2.3:キャノピーエフェクト対応。。
v2.2:後席計器追加。マスバランス変更、テクスチャ修正など全面改修実施。
v2.1:FDMをターボプロップ化。機体モデルのリファイン。
v1.6:Pushback機能追加
v1.5:FlightGear v2.12に対応。HSIのニードル1番をTACAN、2番をVORへ変更。
        他メーター等微修正。
v1.4:Rembrandt機能に対応。
v1.3:パイロットモデルの変更。スロットル操作速度調整機能の追加。
v1.2:FlightGear v2.8で発生するエラーを修正
v1.1:初回リリース  

Screenshots

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Instruction

T-7の操縦は基本操作に準じていますので問題なく飛行できるとおもいます。基本操作に関しては
FlightGear JPサイトにて詳しく解説されていますのでそちらを参照ください。

 FlightGear JPサイト : http://flightgear.jpn.org/
このInstructionではT-7の始動~離陸までのコクピット操作を中心に説明します。

●コクピットパネル操作による飛行手順・・・計器・灯火を使用した飛行手順。
※計器・スイッチの操作にはホイール付きマウスが必要となる場合があります。

【始動編】

①右コンソール前側にある[BAT]をON。その手前にある[IGN]をSTARTにします。。
②夜間でパネル照明をつける時は右ひじ付近にある[INSTRUMENT LT]をONにします。
 輝度調整はその手前にある[DIMMER]をホイールで調整します。

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⑥主翼端の衝突防止灯(ストロボ)と航空灯(右/緑、左/赤、尾部/白)のスイッチをONにします。
④-1左コンソール前側にある[MOTOR START]をエンジン回転計(N1)が20%以上になるまで押し続けます。
④-2コンディションレバーをホイールしてMIN位置にします。
③パワーレバーはホイールで動かすことが出来ます。レバーを1/10程度前進させIDLEにします。
⑤-1右コンソール前側奥にある[GEN]のカバーを上げスイッチをONにします。
⑤-2エンジン回転計(N2)が50%に達したらコンディションレバーを前進させMAX位置にします。

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【計器編】

⑦高度計の補正をします。補正方法は3種類あります。
 Ⅰ.飛行場の海抜標高にあわせる"QNH"。ちなみに岐阜基地の場合128ft。
 Ⅱ.着陸する滑走路の標高をゼロとする"QFE"。離陸した飛行場に帰ってくるなら離陸前の滑走路端で
   補正しておくこと。
 Ⅲ.国際標準大気の1013.2hPa(29.92inHg)を高度ゼロとする"QNE"。日本では平均海面上14,000フィート以上を航行する場合に使用します。初期設定はこれに該当します。高度計左下のノブをホイールで調整します。

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⑧HSI(Horizontal Sisuation Indicator)はHeading IndicatorにVOR Indicatorの機能を合わせたものです。
 ILSのローカライザ、グライドスロープの他、TACANも表示できる大変多機能な装備です。

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 a:Heading Bug…左側ノブの両脇をクリックまたはホイール押しすることで黄色マーカーがコンパスカードを周ります。クリックは1度、ホイール押しは10度単位で移動します。オートパイロットでheading Bug
を選んだ際はこの方角が反映されます。

 b:Course Selector…右側ノブの両脇をクリックまたはホイール押しすることで黄色矢先が回転します。矢先の指す方位は計器右上カウンタに表示されます。VORを頼りに滑走路へ進入する際はこの矢先の方向を進入方位に合わせておき、矢先とc:ニードルが縦一直線になるように飛行します。VORが受信されてないときは赤い[NAV]マークが中央に表示され、機能していないことを示します。

 c:Needle…b:Course Selectorと共に回転し、VORから発信された電波との方向差を表します。また、ILSを受信している場合はローカライザとして機能します。TACANには対応していません。

 d:To-From Indicator…発信局が自機の前にあるか後ろにあるかを示します。

 e:GlideSlope Indicator…ILSを受信時に上下のずれを示します。受信していない時は赤い[GS]マークが表示され、機能していないことを示します。

 f:Navigation Course Indicator…VORおよびTACANの発信局のある方位を示します。細長い白の矢印がTACAN、短くて緑の矢印がVORを示します。どちらも受信してない時はコンパス右側に赤い[OFF]マークが表示され機能してないことを示します。

 g:Range…VOR及びTACANの発信局までの距離をマイル表示します。表示の切り替えはHSI計器の下にあるスイッチで行います。※距離表示させるには一度スイッチの切り替えを行う必要があります。


【無線編】

⑨航空機の識別信号を発信するATCトランスポンダを設定します。通常は機器右側のレバーをON位置にします。10,000フィート未満で飛行する場合のコードは"1200"です。コードの変更は各ケタのノブで変更します。ちなみに10,000フィート以上は"1400"、ハイジャックは"7500"。

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⑩練習機と言えども軍用機なのでTACAN受信器を装備。TACANはVORとDMEの機能を合わせ持っています。が、今のところ発信局の方位と距離の情報しか入手出来ません。チャンネルは3ケタ+X or Yとなっています。数字の下あたりをクリックして合わせますが、3ケタ目は2ケタ目と同じ場所をホイール押しで切り替わります。航空無線のサイトでチャンネルの対応表が入手できます。ちなみに岐阜基地は059Y、名古屋VORTACは089Xです。受信した情報はHSIに方角と距離が表示されます。

tacan

⑪VOR受信器です。VHF帯108.0MHz~117.95MHzは主に航空無線標識に割り当てられています。周波数はFlightGearのMAP機能で確認することが出来ます。周波数の変更はスタンバイ側にある数字に対して行います。
 2つのノブにて小数点以上と以下をそれぞれ変更します。XFERをクリックするとセレクト側と入れ替わります。
 VORまたはILSを受信するとモールス信号を聴くことができます。ボリュームノブをクリックしてON、ホイールで音量の調整をします。受信した情報はHSIに方角と位相差、及び距離が表示されます。

vor

⑫通信用無線器です。COM側はVHF帯118.0MHz~135.95MHzに対応。ATISが受信できます。周波数はFlight GearのRadio Setting(F12)より"ATC Services in range"で確認できます。調整はSTANBY側に対して行ないます。
 2段になっているノブの大きい側が+1単位、小さい側が+0.025単位で変化し、ホイールで上下に
 調整します。XFERをクリックするとセレクト側と入れ替わります。ON/OFFスイッチは動きますが機能しません。
 左側は軍用UHF帯無線器です。と言ってもFlightgearではUHF帯はなにも受信できないのでVHF帯を含む118.0MHz  ~399.95MHzの広域を受信出来るようにしてあります。ATIS のサブ用として使えます。

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【離陸編】

必要な調整が済んだらいよいよ離陸操作です。
⑬ランディングライトをONにします。他機及び管制塔からの視認性を良くするため昼間でも点けてます。
⑭フラップは2段階あり、レバー部をクリックするとDOWN、ホイール押しでUPします。離陸時は1段目"TAKE OFF"にします。フラップの状態は正面パネル左端の表示板に"UP","///"で表示されます。

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⑮パワーレバーを前進させ、フロントパネル右計器一番上にあるTRQ計を50PSI程度まで上昇させます。
 【補足】ターボプロップエンジンはエンジン回転数とプロペラ推力は比例しないのでTRQ計を目安にパワーの調整をしたほうがよいです。
⑯【補足】CONDITIONレバーはホイール押しすることで[FEATHER]及び[CUTOFF]状態にできます。
 【補足】スロットル操作はfriction-knobをホイールすることでキーボード入力による速さを変えることができます。
⑰-1パーキングブレーキを解除します。ホイール押しで解除され、クリックでロックされます。
⑰-2パワーレバーをさらに前進させMAXにします。

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⑱速度計が80ノットに達したら機首を引き上げて離陸します。引き上げ過ぎると速度が上がらず失速しますので10度程度で上昇します。水平を保ちつつ脚の格納に移ります。正面パネル左のランディングギアレバーをクリックしてください。格納動作に入るとレバー上部の表示パネルのギアのライトが消灯します。これと合わせてフラップもUPさせてください。

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【巡航編】

巡航中における操作を説明しますが、必須の操作ではありませんので必要に応じて使ってください。
⑲各操舵トリム:操縦桿がニュートラル状態で機の水平を保ちたい時に使用します。また、離着陸時に左右どちらかに流される場合などでラダートリムを事前に設定しておけば操縦を楽にすることができます。各ダイアルはマウスホイールで調整します。

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⑳フューエルセレクタ:本来は右タンクから左タンク(またはその逆)へ燃料を移動させるポンプを作動するスイッチですが、本機では単純に使用する燃料タンクを切り替えるものとなっています。左右で残量が違うとバランスが偏るので修正する時に使用します。中立位置は両方、左または右に倒すとそちら側を優先で使用します。(飛行中に残量が偏ることはあまり無いですけどね。)

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デフロスタ:外気温度がー10℃になるとキャノピー表面が凍結し始めます。凍結が進むと視界が完全になくなってしまい危険な状態になりますのでパネル右下にあるデフロスタをONにします。

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【着陸編】

VORまたはTACANを利用して滑走路にまっすぐ進入。パワーレバーを手前に移動させ130ノットまで減速させたら脚を下ろすと共にフラップを2段目"LAND"まで下げます。80ノットでタッチダウンしたら60ノットぐらいまでは惰性で走行し断片的にブレーキを掛けます。ブレーキ制動時は正面パネル真ん中のコーションランプが点灯します。

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エンジンを停止させるにはコンディションレバーをホイール押しで[CUTOFF]にします。
最後に[ d ]ボタンでキャノピーを開けて終了です。お疲れ様でした。


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