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2019年11月30日 (土)

FlightGearの機体開発#10:FDMの作成②

座標系の違いが理解できたら早速記述していきます。

Ws000004

XMLファイルのヘッダには文字コードの情報を付加しておきます。
そして日本語表記は絶対しないようにしてください。

続いて各タグについて解説しますが、私自身の経験による設定方法ですので本来の
タグ設定意図と異なる場合がありますのでご了承ください。

<airplane>
燃料や搭乗者、積載物の重量を含まない重量(ポンド)を記載します。
この値が自動的に振り分けられます。
(最近ではYASimツールで確認できるようになりました。)

<approach>
着陸時の飛行姿勢を設定します。ここでの飛行姿勢を”接地した瞬間の姿勢”として
考えると狙ったアプローチになりやすいです。ジェット機の場合はフレアかけて
接地した瞬間の姿勢を考えます。設定値はspeed=失速手前の速度(knot)とし
aoa=地面と機軸のなす角度を記述します。

<cruise>
設定方法は2通りあります。
方法1:speed=max速度 として throttle value=1.0 とする
方法2:speed=巡航速度 として throttle value=0.75 とする
ねらった飛行性能になるよう方を選んで設定します。

<cockpit>
パイロットの視点位置を設定します。Blenderから座標を読み取った場合は
YASim座標系に変換して記述することを忘れずに。

次回FDM作成機体形状のタグにつづく。