FlightGearの機体開発#4:fuselageの作成
3面図の配置ができたら早速fuselage(胴体)のモデリングしていきます。
・意匠面
機体には多くのパーツがあり、そのひとつひとつを細かく作成するほどリアルなものが完成
しますが、まずは機体全体のかたちを整えたうえで造り込んで行くようにします。
機体表面形状としてなめらかに整えられた面を意匠面といい、各部品を作るうえでの基準と
することができます。
・意匠面の作成
①Blendeの3Dビューの中心に36角の円柱(シリンダ)を作成します。
②これをY軸で90度回転させ、X軸(前後)方向に寝かした状態にします。
③寝かした円柱をX軸で5度回転させることで左右分割しやすい面構成になります。
④円柱の上下高さが側面図の胴体の外形線と同じになるように拡大します。
⑤大抵の航空機は左右対称なので片側のみ作成して対称コピーします。円柱中心がX軸上に
あることを確認したら右半分の円柱面は削除します。
⑥円柱面前側の頂点と最下点を側面図の機体外形に合わせ移動します。
⑦続いて円柱面前側の最外点を平面図の胴体外形線に合わせます。
⑧頂点~最外点~最下点の面を前面図を参考に移動し、なめらかな面を作成します。
このとき金太郎飴のような機体断面図があるとモデル精度が増します。無ければ
画像を参考にします。慣れてくるとパネルラインの見え方で判断できます。
⑨円柱面前側が機体の断面形状にすることができたら後側も断面形状にします。
⑩円柱面が機体形状の一区画として完成したら面を押し出して⑦⑧を行ないます。
最初は形状の判りやすいパネルラインや機体分割線を目安に押し出しして大まかな
形状で作成し、徐々に輪切り分割して調整していくと早くきれいな面ができます。